お役立ち情報

小型自動倉庫とは?導入メリットを徹底解説

小型自動倉庫とは?導入メリットを徹底解説

自動倉庫の導入には広い設置スペースや多額の設備投資が必要というイメージから、導入をためらっている企業も少なくありません。小型自動倉庫は、限られたスペースを活用しながら、商品の保管や搬送、入出庫などの作業を自動化できる設備です。

そこでこの記事では、小型自動倉庫の仕組みや種類、導入するメリットについて詳しく解説します。導入時の注意点も紹介しますので、倉庫業務の効率化や省人化を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

APT自動化システムの資料ダウンロードはこちら

小型自動倉庫とは

小型自動倉庫とは、比較的コンパクトな設備やロボットを活用して、商品の保管・搬送・入出庫などを自動化するシステムです。従来の自動倉庫と比べて設置スペースを抑えやすく、既存倉庫の一部に導入できる製品もあります。

例えば、棚搬送型ロボットを活用したシステムでは、商品が保管された棚をロボットが作業者のもとまで運搬します。作業者が倉庫内を移動して商品を探す必要がなくなるため、ピッキング作業の効率化につながります。

また、ケースやコンテナを自動で出し入れするタイプや、倉庫の高さを活用して商品を保管するタイプなど、さまざまな種類があります。小型自動倉庫は、大規模な自動化設備の導入が難しい倉庫でも、業務の一部から自動化を進めやすいことが特徴です。

小型自動倉庫を導入する7つのメリット

小型自動倉庫を導入することで、保管スペースの有効活用や作業効率の向上、省人化など、さまざまな効果が期待できます。

ここでは、小型自動倉庫を導入する代表的なメリットについて解説します。

限られたスペースを有効活用できる

従来の倉庫では、作業者が商品を取り出すための通路や作業スペースを確保する必要があります。そのため、保管棚を増やしたくても、通路幅を確保するために設置できないケースがあります。

一方、小型自動倉庫では、棚やケースを高密度に配置できるシステムがあり、通路スペースを削減しながら保管能力を高められます。

ピッキング作業を効率化できる

一般的な倉庫では、作業者がピッキングリストを確認しながら保管場所まで移動し、必要な商品を取り出します。取り扱う商品数が多い倉庫ほど移動距離が長くなり、作業時間が増えやすくなります。

一方、棚搬送型やケース搬送型の小型自動倉庫では、必要な商品が作業者のもとまで自動で搬送されます。このような方式はGTP(Goods to Person)と呼ばれ、作業者の移動時間を削減できることが特徴です。

関連:物流のGTPとは?ロボットの概要と導入のメリット・デメリットを徹底解説

省人化につながる

省人化につながる

小型自動倉庫を導入することで、倉庫業務の省人化にもつながります。従来は人手で行っていた商品の運搬や保管場所への格納、取り出しなどの作業を自動化できるため、必要な作業人数を削減しやすくなります。

また、作業者は商品の検品や梱包など、人による判断が必要な業務に集中できるようになります。例えば、商品の搬送をロボットに任せることで、搬送作業に従事していた人員をほかの工程へ配置することも可能です。

作業者の負担を軽減できる

作業者の身体的な負担を軽減できることも、小型自動倉庫を導入するメリットです。倉庫業務では、商品の運搬やピッキングのために長い距離を歩いたり、重量物を持ち上げたりする作業が発生します。

小型自動倉庫を導入すれば、商品の搬送や取り出しを設備に任せられるため、作業者の移動距離や荷役作業を削減できます。また、商品を取り出しやすい高さに搬送するシステムでは、無理な姿勢で商品を取り扱う機会も減らせます。

ヒューマンエラーを削減できる

小型自動倉庫の導入は、商品の取り間違いや保管場所の間違いなど、ヒューマンエラーの削減にも役立ちます。手作業で商品を管理している倉庫では、商品の保管場所を間違えたり、類似した商品を取り違えたりするケースがあります。

一方、小型自動倉庫では、システムの指示に従って必要な棚やケースを搬送するため、商品を探す工程や保管場所を判断する工程を削減できます。

在庫管理を効率化できる

小型自動倉庫は、在庫管理の効率化にも役立ちます。商品の入出庫情報や保管場所をシステムで管理することで、どこに何の商品が保管されているのかを把握しやすくなります。

また、WMS(倉庫管理システム)と連携すれば、在庫情報や入出庫履歴を一元管理することも可能です。

関連:倉庫管理システム(WMS)で生産性を向上!導入流れと費用を解説

スモールスタートしやすい

小型自動倉庫には、倉庫業務の一部から自動化を進めやすいというメリットもあります。大規模な自動倉庫を新設する場合、建物の改修や大掛かりな設備工事が必要になることがあります。

一方、小型自動倉庫には、既存倉庫の一角に設置できる製品や、必要な設備から段階的に導入できるシステムもあります。

小型自動倉庫を導入する際の注意点

小型自動倉庫は、保管効率や作業効率を高められる設備ですが、導入すれば必ず期待した効果が得られるわけではありません。

ここでは、小型自動倉庫を導入する際に注意したいポイントを解説します。

保管する商品のサイズ・重量を確認する

小型自動倉庫を導入する際は、保管する商品のサイズや重量を確認する必要があります。小型自動倉庫にはさまざまな種類があり、対応できる商品の大きさや重量は設備によって異なります。

現在取り扱っている商品だけでなく、将来的に取り扱う可能性がある商品の特性も考慮することが重要です。

既存システムとの連携性を確認する

小型自動倉庫を導入する際は、既存のWMSや在庫管理システムなどと連携できるかを確認する必要があります。設備と既存システムを連携できれば、商品の入出庫情報や在庫数量などを効率的に管理できます。

一方、システム間の連携が難しい場合、追加の開発費用が発生したり、手作業によるデータ入力が必要になったりする可能性があります。導入後の運用負担を抑えるためにも、事前にシステムの連携方式や必要な改修範囲を確認することが重要です。

費用対効果を確認する

小型自動倉庫の導入では、費用対効果を十分に検討する必要があります。導入時には設備本体の購入費用だけでなく、設置工事費用やシステム連携費用などが発生する場合があります。

また、運用開始後も保守・メンテナンス費用や電気代、ソフトウェアの利用料などが必要になることがあります。そのため、初期費用だけで判断するのではなく、作業時間の短縮や省人化による効果も含めて検討することが重要です。

まとめ

小型自動倉庫は、限られたスペースを活用しながら、商品の保管や搬送、入出庫などの作業を自動化できる設備です。導入することで、保管スペースの有効活用やピッキング作業の効率化、省人化、作業者の負担軽減など、さまざまなメリットが期待できます。

ただし、導入効果を高めるためには、保管する商品のサイズや重量、既存システムとの連携性、導入・運用コストなどを踏まえ、自社の倉庫に適した設備を選定することが重要です。

APTでは、WMS・WCS・WESなどの物流システム開発を通じて、倉庫業務の効率化や自動化を支援しています。小型自動倉庫の導入や既存倉庫の自動化をご検討の方は、ぜひAPTの物流システム開発ソリューションをご覧ください。

APTの物流システム開発ソリューション「WMS・WCS・WES」

お役立ち情報一覧

この記事の筆者

株式会社APT

株式会社APT

世界を舞台に経済を動かしている物流、その流れの中心にある倉庫において、従来型のマテハン設備は多くのメリットもありながら、時代に合わせた進化に適応できず、物流のボトルネックとなることもありました。APTはこれまで培ったノウハウを武器に、大胆で先進的でありながら、お客様に寄り添ったユーザーフレンドリーなマテハン設備やシステムの提案を行うことで、価値とコストの適正化を図り、倉庫で働く全ての人を笑顔にしたい。APTは臆することなく、泥臭く挑戦を続けていきます。

本社住所 : 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンB棟 22F

設立 : 2009年8月(創業:1984年10月)

建設業許可 : 機械器具設置工事業