
インターネットやスマートフォンが普及したことによって、ネット通販の市場も拡大してきました。このような背景からも、ECサイトの運営は欠かせない仕組みのひとつではありますが、売上に伸びやむ企業も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ECの基礎知識を解説するとともに、業務内容の効率化を図る方法を厳選して紹介します。ECサイト運営者が知っておくべきポイントをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
ECの業務内容とは?
EC(electronic commerce)とは、インターネットでモノやサービスを売買する電子商取引のことを指します。一般的にはネット通販やネットショップとして呼称されていますが、その業務内容は主に「フロント業務」と「バックエンド業務」の二手に分かれます。
そこでここからは、ECにおける主な業務内容「フロント業務」と「バックエンド業務」の中身について解説します。
フロント業務
ECサイト運営における「フロント業務」とは、商品やサービスを販売するための企画や販促業務全般のことを指します。
- 商品企画・設計・仕入れ
- ウェブサイト構築・分析・改善
- プロモーション・キャンペーン
このようにフロント業務はECサイト運営において、売上に直結してくる業務内容です。そのため、PDCAサイクルを回した上で、常に改善をしていかなければなりません。
バックエンド業務
売上に直結するフロント業務に対し、バックエンド業務は主に販売活動を管理するための業務内容全般を指します。
- 商品情報登録
- 受発注管理
- 顧客管理
- 配送状況管理
- 売上管理
バックエンド業務は、ECサイト運営で効率化を目指せる業務内容が多い傾向にあります。特にECの場合、アナログ式で管理していては非常に非効率になるため、バックエンド業務はシステムによる管理で効率化を目指しましょう。
EC物流で効率化を図る方法3選!
EC物流では、バックエンド業務の効率化が非常に重要です。しかし、具体的に「どのように効率化を図るべきなのかわからない」というケースも多いのではないでしょうか。
そこでここからは、EC物流で効率化を図る代表的な方法を3つ厳選して紹介します。
RPAの活用
RPAとは「Robotic Process Automation」の略称で、ロボティック・プロセス・オートメーションと呼ばれています。人がパソコン上で行う作業を自動化させる仕組みで、業務の効率化に大きく寄与します。
例えば、競合他社の価格調査をスクレイピングすることによって、自動で価格を抽出することも可能です。また、商品登録作業のような単純作業もRPAを活用することによって自動化できるため、作業効率は大幅に改善するでしょう。
倉庫管理システム(WMS)の導入
WMSとは「Warehouse Management System」の略称で、倉庫管理システムと呼ばれています。入出荷管理に返品管理、在庫管理などを一括で管理できるシステムのため、倉庫内業務を効率化できます。
なお、倉庫管理システムでは、商品のロケーション管理や検品機能なども付随しています。また、ラベルの発行や帳票作成機能もあるため、事務作業も効率化できるメリットがあります。
WMSについてはこちらの記事でご紹介しています。
WMSとは ?基幹システムとの違いやメリットを紹介
物流アウトソーシングの活用
物流アウトソーシングとは、物流の業務を外部業者へ委託することを指します。人手不足の問題や保管スペースの確保など、自社ではなかなか解消できない問題も、物流アウトソーシングを活用することによって解決します。
主な委託内容としては、入出庫や在庫管理はもちろんのこと、棚卸し業務や商品の返品作業、発送前のチラシ同封なども行えるため、リソース不足に陥った際には多くのバックエンド業務を効率化できます。
EC物流の効率化はWMSがおすすめな理由
倉庫管理システム(WMS)を活用することによって、EC物流のバックエンド業務を効率化できるため、業務改善を目指している場合はWMSの導入がおすすめです。
そこでここからは、なぜEC物流の効率化に倉庫管理システム(WMS)が重要なのかを解説します。
業務品質の改善
取り扱い商品や製品の情報をアナログで管理している場合、倉庫内スタッフの裁量によって作業スピードや精度が変わってきてしまいます。しかし、WMSを導入することによって作業内容も簡略化されるため、属人化を解消できます。
また、作業のスキルが平滑化できるため、業務品質に加えて生産性も向上するでしょう。なお、誤情報をアラートでお知らせできる機能もあるため、ヒューマンエラーも削減できます。
効率化によるコスト削減
属人化の解消によって業務内容が平滑化できるようになるため、作業効率が大幅に改善します。効率化によってこれまで不要に配置していた人員も必要なくなるため、人件費も削減できるでしょう。
また、雇用形態もアルバイトスタッフで対応できるようになるケースも多く、人件費を圧縮させることにもつながります。
リアルタイムで情報共有
WMSでは、リアルタイムで在庫状況などの情報を共有できます。いつでも最新の情報を各部署で共有できるようになるため、販売状況に合わせた仕入れなど、適切な在庫管理ができるようになります。
また、作業内容が可視化されるようになるため、スタッフの配置や仕入れなど、適切な計画を実現できるようになるでしょう。
事務工数の削減
WMSを導入することによって、アナログな管理方法とは違ってシステムによる運用方法に切り替わるため、無駄な事務作業を大幅に削減できます。例えば、アナログ管理の場合、手入力によってデータ化するケースが多いですが、WMSではバーコードで読み取った情報をそのままデータ化して共有できます。
また、入荷や出荷、保管状況などを基幹システムと連携させることによって、情報を手入力する必要もなく共有が可能です。
EC物流の効率化で重要なWMSを導入する際の注意点
倉庫管理システム(WMS)は、EC物流の業務効率化を図るための重要な施策です。一方で、導入する際にはコストも発生するほか、使い慣れるまでの教育や指導期間も必要になってきます。
そのため、ある程度自社の体制に馴染ませるには、相応の期間やコストがかかってしまうことを理解しておきましょう。また、自社の基幹システムと連携させる場合、WMSとの相性が良くなければなりません。
自社の取り扱っている商品やジャンルにあった最適なWMSを選んだ上で、業務の効率化を図りましょう。
まとめ
ECを効率化させるためには、まずフロント業務とバックエンド業務の内容をきちんと理解しましょう。その上で、より効率化を図るためには、バックエンド業務に着目して改善するのがおすすめです。
なお、業務改善をする場合、RPAや物流アウトソーシングを活用するほか、倉庫管理システム(WMS)の導入も効果的です。自社の抱えている課題を解決できる方法を選びつつ、より良い体制を構築しましょう。