
倉庫内で保管できる場所は限られているため、空いているスペースを有効活用しなければなりません。しかし、具体的にどのような施策で保管効率を上げていけばいいのかわからないというケースも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、倉庫スペースを有効活用するための施策を5つ取り上げて解説します。また、保管効率を改善するための方法も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
倉庫スペースを有効活用する方法5選!
倉庫の保管スペースを有効活用するためには「整理整頓」「ロケーション管理」「保管効率」「在庫管理」「レイアウト」の5つに着目する必要があります。
ここからは、倉庫スペースを有効活用する5つの方法について具体的に解説します。
整理整頓の実施
倉庫内の保管効率を上げるためには、まず整理整頓を実施しましょう。日々の業務や作業を優先するばかりに整理整頓を後回しにしてしまうと、不要なものが溜まっていってしまうため、倉庫内のスペースを無駄に使用してしまいます。
なお、場当たり的に整理整頓をするのではなく、「いつ」「誰が」「どこを」「どのように」整理するのかを明確にして計画を立てましょう。整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5S活動で実施することで、保管スペースも有効活用できます。
ロケーション管理
ロケーション管理の方法には、同じ場所に保管する「固定ロケーション」と、その都度の在庫状況に合わせて保管場所が変わる「フリーロケーション」があります。固定ロケーションの場合、スペースが空いていても別の商品を保管できないため、デッドスペースになってしまう傾向にあります。
一方、フリーロケーションの場合、WMSなどのシステムを活用することによって、入荷状況に合わせて保管場所を柔軟に変更できます。固定ロケーションと比べて保管効率が上がるため、ロケーション管理を見直すのも有効な施策です。
商品棚の設置スペース
倉庫の保管スペースを有効活用するためには、商品棚(ラック)の保管効率が非常に重要です。ただし、物理的に設置できるスペースが限られているため、基本的には平面的な対策と天井空間を利用した2つの対策をする必要があります。
特に天井空間はデッドスペースになってしまう傾向にあるため、高層化が可能なラックなど、適切なサイズに応じたラックを設置することで、空いてしまっているスペースを有効活用できます。
倉庫管理システム
倉庫内で保管する商品の在庫数を適切に管理していくことで、無駄なスペースを使用しなくなります。そのため、保管効率も向上し、限られた保管スペースを有効活用できるでしょう。
なお、倉庫内の在庫量を適切に管理するためには、倉庫管理システム(WMS)の導入が欠かせません。倉庫管理システムで過剰在庫を防ぎつつ、保管量をコントロールするのが効果的です。
倉庫管理システム(WMS)の詳細はこちらの記事をご覧ください。
倉庫管理システムとは?それぞれの特徴と選び方のポイントを解説
レイアウトの最適化
倉庫の保管効率を上げるためには、レイアウトを最適化して改善しなければなりません。作業する動線まで含めて設計することによって、保管効率が向上するとともに、作業効率も格段に向上します。
なお、倉庫レイアウトは頻繁に変更することができないため、作業の動線と保管効率を把握して設計しましょう。入出庫やピッキングなど、作業内容に合わせた適切な配置にすることで、作業効率と保管効率を向上させることができます。
倉庫スペースを有効活用するには保管効率が重要!
取り扱う製品や商品の保管効率を上げることで、倉庫内のスペースを有効活用できます。しかし、どのような保管設備があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、保管量を増やすことができる代表的な設備とその特徴を紹介します。
積層ラック
積層ラックとは、限られたスペースを有効活用できる中二階の保管設備です。同じ延べ床面積でも倍以上の量を保管できるようになるため、空間スペースも余すことなく利用できます。
また、比較的組み立ても簡単に行える設備になるため、倉庫レイアウトを変更する際にも導入しやすい特徴があります。なお、保管スペースとして利用する以外にも、簡易的な作業場としても利用できるため、さまざまな目的で使用できます。
高層ラック
高層ラックとは、天井などの上部空間を有効活用して大量に保管するためのラックです。多品種で少量の商品を取り扱う際に適しており、バラやケース等で保管するのに向いていると言えます。
なお、高い位置の商品をピッキングする際には、カウンター式フォークリフトを利用するのが一般的です。そのため、重量物やパレットで保管するケースにはあまり適していません。
移動ラック
移動ラックとは、台車またはレールにラックが設置されており、棚を移動できるタイプのラックです。通常の固定棚の場合、通路スペースを確保しなければなりませんが、電動式移動ラックは通路が1列で済むため、設置面積の削減や保管効率が大幅に向上します。
なお、移動ラックには電動式以外に手動で棚を移動する「手動式タイプ」と、電動式と手動式の中間にあたる「ハンドル式タイプ」があるため、導入予算に応じて選ぶことができます。
パレットラック
パレットラックとは、パレット単位で保管できるラックです。積載荷重が500kgを超えるラックのため、重量物の保管に適しており、多品種の商品を大量に保管できる特徴があります。
組み立てや分解も容易な構造になっているほか、縦・横・高さ・段数を自由に設計できるため、比較的導入しやすい保管棚と言えるでしょう。
プッシュバック式ラック
プッシュバック式ラックとは、搬送台車の上にパレットを載せて保管するラックです。同一の面から入出庫をするため、商品は「先入れ後出し」になります。なお、奥にスライドしたパレットは、出庫するたびに自重で前面にスライドしてくるため、取り出すための動力は必要ありません。
動力を必要としない設計になるため、停電時にも搬送機能が停止するリスクがないほか、電気代などのイニシャルコストを削減できます。
自動倉庫システム
自動倉庫システムとは、入庫から保管、出庫までの一連の流れを自動化させるシステムです。商品の保管棚からスタッカークレーンなどを利用して、自動で商品の出し入れを行うため、省人化を実現できます。
高層ラックを導入することによって、保管効率が向上します。また、人のように労働時間の制限もないため、稼働率を上げることによって生産性も大幅に向上します。
APTでは、お客様の将来コストを見据えた最適な自動倉庫をご提案します。
まとめ
倉庫内の保管スペースは物理的にも限られているため、日々の整理整頓を徹底するとともに、ロケーション管理や保管効率、在庫管理に倉庫レイアウトなどに着目して改善を図りましょう。
なお、保管効率を上げるために保管設備を最適化することが重要です。天井空間などの空いているスペースを有効活用するなどして、自社の課題を解決するようにしましょう。